タナ下地の施工要領
対応下地と下地別施工方法
- A.石膏ボード(Vカットボード)下地
- 1,継ぎ目にファイバーテープを貼りつける
※継ぎ目や石膏ボードの切り口で石膏が露出している箇所に「タナシーラー」の5倍液を塗布
- 2,固練りした「タナ下地」をVカット部分に充填し、5時間以上乾燥させる
- 3,全面に「タナ下地」を2㎜以下の塗厚で塗りつけ、乾燥させる
- B.合板下地 ※厚み12㎜未満の合板への施工は不可
- 1,継ぎ目にファイバーテープを貼りつける
※アクが強い場合は「ハイポリックシーラー」を塗布する
- 2,全面に「タナ下地」を2㎜以下の塗厚で塗りつけ、乾燥させる
- C.石膏プラスター・モルタル下地
- 1,下地が十分に乾燥していることを確認し、全面に「タナ下地」を2㎜以下の塗厚で塗りつけ、乾燥させる
※水引きが早い場合は「タナシーラー」を塗布し水引調整を行う
- D.古壁(しっくい・じゅらく壁など)下地
- 1,下地の状態を確認し、割れ、浮き、剥がれがある場合は補修する。
※割れや剥がれ箇所の補修は固練りした「タナ下地」で行えます
- 2,全面に「タナ下地」を2㎜以下の塗厚で塗りつけ、乾燥させる
※アクが強い場合は「ハイポリックシーラー」をあらかじめ塗布する
- E.ビニールクロス下地 ※1mm以上の起伏(柄)のあるものは施工不可
- 1,下地の状態を確認し、割れ、浮き、剥がれがある場合は補修する。
※ジョイントで割れている箇所はビニールクロスを剥がし、ファイバーテープを貼り付ける
※ビニールクロスの浮きや剥がれはでんぷん糊で補修する
※ビニールクロスが剥がれて下地が露出している場合は、その箇所を固練りした「タナ下地」で埋めて乾燥させる
- 2,全面に「タナ下地」を2㎜以下の塗厚で塗りつけ、乾燥させる
施工上の注意
- 上塗り材を施工する際は必ず「タナ下地」を乾燥させてから行ってください。
- 2mmを超える塗厚はヤセや割れの原因となりますので避けてください。
- アク止め機能を有していますが、下地の状態によりアクが止まらない場合があります。
- 古壁やビニールクロスの状態が悪いと判断した場合は剥がしてから「タナ下地」を施工してください。
- 浴室などの湿度の高い場所への施工は避けてください。
- 気温が5℃以下になる季節の施工は避けてください。
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