ちょっとだけ長かった冬も終わり、待ち遠しい春がやってきました。DIYの春ですね。
DIYでいろいろとおうちに手を加えるには絶好の季節になってきましたね。
春の陽気につられたわけではありませんが、わたしたち田中石灰工業でも、本社の第一応接室の壁を、社長をはじめ社員一同で「タナクリーム1日仕上げ」で塗って仕上げました。
施工前の壁の色は白でしたが、今回はタナクリーム専用顔料「ローシェンナ」を使用してベージュに仕上げました。
何ごとも準備が大事!塗る前のひと手間を!
田中石灰工業の社員でも、もちろん誰でもが左官さん並の腕を持っているわけではありません。というより、ほとんどの社員は素人です。
初心者でもプロの人でも、壁塗り前の準備が一番大切になってきます。しかし、プロの人は自然に滞りなく準備できますが、初心者の方はそうはいきません。そこでここでは、漆喰塗りの準備のごく基本的なことをご説明しておきます。
準備するもの(必要な道具)
1、鏝(コテ)・・・ タナクリームを壁に塗りつける道具です。どこのホームセンターでも売っています。初心者の方は、よく「しなる」ものを選びましょう。形はなんでもいいですが、小さいものだと時間がかかります。
2、鏝板(コテ板)・・・ タナクリームを板の上にのせ、写真の真ん中に付いている斜めのぶぶんを持って使います。DIYでつくっても何の問題もありません。
3、ひしゃく・・・ タナクリームのバケツ型容器からクリームをすくって鏝板にのせるためのものです。タナクリームは強アルカリ性なので手指や肌に直接クリームが付かないようにひしゃくなどを使うことを強くオススメします。
4、その他
ポリ手袋・・・タナクリームは強アルカリ性なので手指や肌に直接クリームが付かないようにすることを強くオススメします。100円ショップのものでOK。
薄手のレインコートやエプロン・・・同じく100円ショップのものでOK。衣服が汚れなくて便利です。
スリッパ・・・施工場所によりますが、あると便利です。汚れてもいいもの。
壁塗り前の準備
タナクリームが付着しないように、事前に施工前に床や柱をしっかり養生(ようじょう)しました。「養生」とは建築用語ですが、壁塗りの場合、「塗装(壁塗り)したい部分以外のところに塗料がつかないようにシートやテープなどで覆うこと」です。
今回は壁一面を塗るため、高い場所も安定して作業できるように足場も用意しました。写真の足場は「本気モード」ですね。
まずは社長の一塗りでスタートです。
と、社長初登場ですが、今回はここまででございます。
今回は、初心者の方向けに「壁塗りの準備」について書きました。次回は、失敗しないカンタンな「塗り方」編・・・そして完成へ。
次回「【漆喰クリームの塗り方講座つき】社員もDIY!会社の応接室を社員自らタナクリームで塗ってみました!<女子も夢中・塗り方編>」につづく。
[執筆:スタッフF]