今回は、タナクリーム#300という外装用の商品をご紹介します。
オンラインショップでは販売していないタナクリーム#300
「タナクリーム1日仕上げ」や「#200プラス」はオンラインショップ「タナクリームでDIY」で購入できるのに、そのラインナップの中に「タナクリーム#300」は見当たりません。
その理由は、「タナクリームでDIY」はその名前のとおり、DIYで壁塗りに挑戦するお客様のための商品をそろえたオンラインショップですが、タナクリーム#300はプロの左官さんに使っていただく商品だからです。
また、「タナクリーム1日仕上げ」や「#200プラス」などのオンラインショップ用の商品は、内装(部屋の中)用の商品ですが、「タナクリーム#300」は外装(家の外壁)用の商品です。
そのため、お問合せには直接石灰事業部で対応させていただいております。
タナクリーム#300の特徴
内装に使用するタナクリームシリーズの他の商品との一番の違いは、タナクリーム#300は外装用の商品ということです。
ただし、外装のすべての壁に対応しているわけではありません。
まず、雨が直接かかる外壁にはお使いいただけません。
軒や庇の下で、直接雨がかからない場所にのみお使いいただけます。
また、タナクリーム専用顔料の使用につきましては、液体のY-10、Y-30はご使用になれませんが、天然土顔料(粉末)のローシェンナ、リモーネなどは使用可能です。
タナクリーム#300の使用方法
詳細につきましては、タナクリームN-20・#200・#300の施工要領に掲載しておりますが、簡単にご説明すると次のようになります。
なお、他のタナクリームと同様に、コテ以外の刷毛やローラーでは施工することはできません。
- ラスモル下地、土壁下地、しっくい下地などに対応しております。下地処理の方法につきましてはそれぞれ異なりますので、各下地別にご確認ください。
- タナクリーム#300は、中塗の施工にも使用します。シーラーを塗った下地の上に、タナクリームの容器の中に添付しているA液・B液と砂を適量加えて混練した砂入りクリームをシゴキ塗りした後、ネットを全面に張り付けます。
- しばらく時間をおいた後、もう一度砂入りクリームを塗りつけ乾燥させます。一度に厚塗りするとクラックの原因になるためご注意ください。
- 中塗施工後、完全に乾いてから、タナクリーム#300にA液・B液を加えたものを二度塗りして仕上げます。
タナクリーム#300の仕上がった表面について
タナクリーム#300にはA液・B液という樹脂を添加しますが、施工後の壁の仕上がり具合は#200プラスに非常によく似ており、凹凸なく平らで滑らかな壁面になります。
天然土顔料で着色した場合も、#200プラスに顔料を添加した場合とほぼ同じような仕上がりになります。
施工をご検討の際は、下地や施工場所をご確認のうえ、ぜひ当社までお問合せください。
[執筆:スタッフF]