タナクリームを塗った壁のお手入れ方法(壁の汚れ・編)・・・(次回:壁の傷・編の予定です)
お客様からいただくご質問の中に、タナクリームの壁が汚れた際などのお手入れ方法があります。タナクリームを塗って仕上げた壁も、長い年数が経つと、どうしても汚れが目についてきますね。
そんな時に、こんな方法をぜひ試してみてくださいね。
タナクリームを塗った壁は、漆喰壁とほぼ同様とお考えください。
【埃等によって汚れた場合】
- まず、雑巾で軽く乾拭きするか、ハタキを掛けるなどを試してみてください。
- それで落ちなければ、固く絞った雑巾などで水拭きしてみます。濡れた雑巾で拭きますと、場合によっては汚れが染み付いたり、部分的に光沢に差が生じる場合があります。
【油汚れ】
- 油汚れは、水で数十倍に薄めた中性洗剤で軽く拭くことによって、大半は落ちることでしょう。
- 中性洗剤で拭いた後は、固く絞った雑巾で、洗剤が残らないように丁寧に拭き取って下さい。
【クレヨン・クレパスによる落書き】
クレヨン・クレパスのような油脂質の落書きについては、上に塗り重ねたタナクリームを弾く場合があります。そこで、400メッシュ程度のサンドペーパーで汚れを削り取ってから、タナクリームを塗り重ねてください。
【水性塗料による落書き】
アク止め効果のあるハイポリックシーラーを落書き部分に塗り、乾いてからタナクリームを塗ります。もしも直接タナクリームを塗ると、毛細管現象で色素を表面に吸い上げて、落書きが再び表面に浮かび上がってくる場合があります。
タナクリームは重ね塗りができるので、お手入れも簡単ですね!
[執筆:スタッフF]