「土佐の匠」は、県内の産業基盤を支え、その振興に貢献している熟練技能者や、古くから受け継がれてきた伝統技能者・伝承者に対して高知県が認定する制度です。

この度、弊社の土佐塩焼き工法技能者が土佐漆喰の原料である地灰(じばい)の塩焼き焼成技能者として認定されることとなりました。

土佐塩焼き工法は伝統的な石灰焼成方法で、近年でも文化財などの歴史的建造物の修理や土佐漆喰の原料として欠かせない工法です。土佐漆喰の原料に使用する塩焼き石灰を地灰(じばい)と言います。地灰は塩焼き石灰の中でも特に漆喰施工後の乾燥収縮が少ない石灰で、その特性を出すためには通常の土佐塩焼き工法よりもさらに高い技能が求められます。

弊社が長年培ってきた技能とノウハウを先人よりしっかりと継承し、高知県が誇る地場産品である高品質な土佐漆喰を継続的に供給し続けていること、さらに後継者育成に尽力していることが高い評価を得て、今回の認定に至りました。

弊社は本年(令和6年)の11月28日に創業130周年を迎えます。この節目の年に弊社のメンバーがこのような素晴らしい評価を頂けたことは大変光栄であり、また、さらに身が引き締まる思いです。

これからも「土佐の匠」の名に恥じぬよう、高品質な土佐漆喰を安定的に供給してまいりたいと思います。